大粒にカットした塩バターキャラメル(粒キャラメル)できました。

一粒を口に放り込むと、エッ!こんなに大きいの??って思うくらいの大粒。

フランス菓子の世界では、キャラメルムーと呼ぶ、少し柔らかめのキャラメルです。

日本では生キャラメルって呼ばれることが多いのだけど、実際のところ、作る時に100℃なんて余裕で超えちゃってて110℃も余裕で越えちゃってる温度で炊き上げる生キャラメル。一体何が『生』なのか謎であります(まぁ、柔らかいという表現で生と伝えたかったんだと思うのだけれど)

わたしのキャラメルは厳選した材料で作ります。

よくあるキャラメルに使われている(お高いキャラメルにも使われている!)ブドウ糖シロップとか、加糖練乳などは使いません。

フランスの伝統的な技法で炊き上げた塩バターキャラメル。

材料は、砂糖、生クリーム、バター、水あめ、トリモリン、フランスのゲランドの塩、バニラビーンズ。あと包みにくっつかないようにオブラートを使っています。

塩バターキャラメルはもともとフランスのブルターニュ地方の名物菓子です。ゲランドの塩がこのキャラメルには欠かせない必須アイテム。この甘塩っぱさはゲランドの塩が最適なのだ。

トリモリンというのは別名、転化糖と言い、砂糖のショ糖をブドウ糖と果糖に分解したものです。

上白糖の原料は原料糖となっているので分かりにくいのですが、

グラニュー糖と違う上白糖のシットリ感は、上白糖の製造過程で転化糖が添加されているからなのです。

あまり見かけない材料ですが、みなさんのお家にある上白糖には必ず含まれている安全安心な材料です。ご安心ください。

生クリームは、実は製菓業界でも知らない人がいてぶっ飛ぶんだことがあるのですが、生クリームと表示できるのは本物の生クリームだけなのです!

何か添加物入ると「乳等を主原料とした食品」となり、ミルクを原料にしていないサラダ油みたいな植物油脂と多量の添加物を使っているのがホイップです。 つまり生クリームとホイップは動物と植物と同じくらい違う全く別物なのです。

杉山ジャム工房では生クリームのみ使います。そして実は生クリームにもいろいろ種類があるのですが、めっちゃ美味しい生クリーム(つまりめっちゃお高い)ものを使っております。

以前、「銀座にあるフランスのショコラティエのクオリティーと同じ味のキャラメルが銀座の値段の半額以下で売られている!!!」と工房で叫んだお客さまがいらっしゃいました(笑)。すごい表現だなと一緒に爆笑。今でも時々思い出して笑ってしまう。わはは笑。

長〜くなりましたが、絶対美味しいキャラメル出来ました!

バレンタインのプレゼントにも人気です。